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RESEARCH
AND
DEVELOPMENT
研究開発

ミロットは創業1935年以来の実績を化粧品OEM・ODMメーカーです。
これまでに培ってきた経験・技術をもとにオリジナリティーあふれた商品の開発を進めております。
近年では新興国の台頭や販売チャネルの増加など様々な影響を受け、
化粧品の需要は多様化、市場は変化の様相を呈しています。ミロットでは目まぐるしく移り変わるneeds・wantsにも
お応えできるよう従来製品の品質向上も含め、日々研究開発に取り組んでいます。

  • 方針

    お客様に満足いただける高品質な商品創りを行うために 、ミロットでは、 Material Science と Life Science の両軸から研究開発を行っています。

    Material Science

    安定性

    1. 保存効力試験
    2. 温度安定性試験
    3. 光安定性試験

    使用性

    1. ご要望に応じた使用性の創出
    2. 製品コンセプトに合わせた使用感の創出
    Life Science

    安全性

    1. タンパク変性
    2. 細胞毒性
    3. 脂質溶解性等の評価

    有用性

    1. 角層水分量
    2. 経表皮水分蒸散量
    3. 皮膚粘弾性
    4. 経皮吸収等の評価
  • 産学連携

    ミロットが取り組むMaterial ScienceやLife Scienceの課題を解決するために、神奈川大学や明治薬科大学をはじめとした社外機関と密に連携を取りながら研究を進めています。

  • 技術の発信

    学会発表や論文掲載による技術発信や、製品提案を通じて消費者・クライアントの皆様に心から満足いただける価値の高い製品・ソリューションを提供していきます。

三相乳化技術

「三相乳化」とは神奈川大学の田嶋特別招聘教授らによって発明された乳化技術です。
親水性ソフトナノ粒子を利用した新たな乳化方法になります。
この技術を用いて新たな化粧品開発を行っていきます。

  • 分子乳化技術(従来の乳化)

    乳化剤
    界面活性剤分子
    乳化機序
    界面活性剤分子の吸脱着

    ※未来環境テクノロジー HPより参照

  • 三相乳化技術

    乳化剤
    親水性ソフトナノ粒子
    乳化機序
    親水性ソフトナノ粒子の付着

    ※未来環境テクノロジー HPより参照

三相乳化の特徴

  • FEATURES 1

    界面活性剤フリー
    (界面張力を下げずに
    乳化が可能)

  • FEATURES 2

    あらゆる油を
    乳化可能

  • FEATURES 3

    従来の分子乳化と
    異なるユニークな
    使用感を創出

  • FEATURES 4

    親水性ソフトナノ
    粒子による
    みずみずしい
    使用感

  • FEATURES 5

    高い安全性

  • FEATURES 6

    優れた
    固体分散性によって
    高機能化粧品
    開発が可能

  • FEATURES 7

    大きい油滴でも
    安定な
    エマルションを保持

CDS技術

CDS(Cosmetic Delivery System)とは経皮吸収により化粧品の有用成分を最低限の量で、
必要な場所へ狙い通りに届け、効果を最大限に高めながら副作用を抑える技術です。
CDS技術を用いてより安全で効果が実感できる化粧品開発を進めています。

CDS技術開発の背景

人間の肌には角層と呼ばれるバリアが存在します。このバリアが体外への水分損失を防いだり外部環境からの異物の進入を阻止しています。化粧品には有用成分が含まれますが、この成分も同じくバリアにより経皮吸収がされにくいというのが実情です。そこで薬で用いられるDDS(Drug Delivery System)からヒントを得て、化粧品用に開発されたのがCDS(Cosmetic Delivery System)技術です。ミロットでは有用成分を運ぶキャリアーとしてベシクルやMilosomeTMなどのナノ粒子を開発しています。

  • DLGL/CHOLベクシル

  • Milosome TM

学術発表

ミロットではクライアントの皆様の満足そして化粧品産業のさらなる発展に貢献することを目指して、
細胞間脂質モデルを用いた界面活性剤の皮膚に対する刺激評価などといった基礎研究も行っています。
そのためにも様々な媒体で、学術発表を行っています。

  • 発表年月
  • 発表媒体
  • タイトル
  • 2023.12
  • 第1回 日本化粧品技術者会 学術大会
  • 毛幹内部へ親水性・親油性成分を送達可能な三相乳化エマルションの開発(小松亜衣,福田敏夫)
  • 2023.12
  • 第1回 日本化粧品技術者会 学術大会
  • セラミドおよびコレステロールを高濃度に含有するラメラ液晶製剤の開発(寺山涼子)
  • 2023.6
  • 第48回 日本香粧品学会
  • 毛髪内部に浸透するエマルションの開発(小松亜衣,福田敏夫)
  • 2023.5
  • CITE JAPAN 2023
  • 新規親水性ソフトナノ粒子の調製と三相分散による高機能製品の開発(小松亜衣)
  • 2023.4
  • Journal of Drug Delivery Science and Technology
  • Novel vesicles composed of gemini-type amphiphiles, glycolipid biosurfactants, and cholesterol improve skin permeability of anti-inflammatory drugs and restore viability of damaged 3D-cultured skin. Journal of Drug Delivery Science and Technology. 84, 104499 (2023). (Suzuko Terayama)
  • 2023.3
  • 日本薬学会第143年会
  • ジェミニ型両親媒性物質を用いたセラミドおよびコレステロールを含有する新規ベシクルの開発 (寺山涼子)
  • 2023.2
  • 特許第7221030号
  • 液晶組成物の製造方法
  • 2022.12
  • 第89回SCCJ研究討論会
  • 糖脂質バイオサーファクタントを用いた新規ベシクルの開発とその有用性 (寺山涼子)
  • 2022.7
  • 特許第7107500号(特願2018-130136)
  • 組成物及びその製造方法、乳化物、並びに化粧料 (小松亜衣,福田敏夫)
  • 2022.6
  • Chemical Engineering Science
  • Amount of cholesterol in intercellular lipid models inversely correlates with hexagonal structure ratio in packing structures. Chemical Engineering Science. 259, 117814 (2022). (Suzuko Terayama)
  • 2022.3
  • 特願2022-040173
  • ベシクル組成物 (寺山涼子)
  • 2021.9
  • 日本薬学会関東支部大会
  • コレステロールが角層細胞間脂質モデルの充填構造に与える影響 (寺山涼子)
  • 2021.3
  • 日本薬学会第141年会
  • 角層脂質モデルを用いた界面活性剤の脂質溶出の評価 (寺山涼子)
  • 2020.10
  • The 31st IFSCC congress 2020 Yokohama
  • Application of Novel Nanoparticles to Three-Phase Emulsified Cosmetic Products (Ai komatsu, Toshio Fukuda)
  • 2020.6
  • 第45回日本香粧品学会
  • 界面活性剤を作用させた際の角質細胞間脂質モデルの光学的評価 (寺山涼子)
  • 2019.7
  • 第三回韓若手薬学研究所ワークショップ
  • Liquid crystalline nanoparticles using isostearyl glyceryl ether for transdermal drug delivery (Mika Fujii)
  • 2019.5
  • CITE JAPAN 2019
  • コスメティックデリバリー技術を活かしたスキンケア製剤の開発 (藤井美佳)
  • 2018.11
  • 6th International Conference on Pharmaceuticals, Nutraceuticals and Cosmetic Science (IPNaCS 2018)
  • Effect of preparation temperature on the microstructure of intercellular lipid model of stratum corneum. (Mika Fujii)
  • 2018.9
  • 日本油化学会第57年会
  • 三相乳化法に使用可能な単分散ナノ粒子の調製とその乳化特性 (小松亜衣,福田敏夫)
  • 2018.9
  • 日本油化学会第57年会
  • 単分散ナノ粒子を用いて調製した三相分散系および三相乳化系の特徴 (小松亜衣,福田敏夫)
  • 2018.9
  • 第62回 日本薬学会関東支部大会,若手シンポジウム依頼講演
  • 顕微ラマン分光法を用いた角層細胞間脂質モデル微細構造の評価 (藤井美佳)
  • 2018.6
  • 特許第6357449号
  • 毛髪用乳化組成物の製造方法(商標番号 第6100501号)(藤井美佳,福田敏夫)
  • 2018.5
  • 日本薬剤学会第33年会
  • 角層細胞間脂質類似混合物の調製温度による構造変化 (藤井美佳)
  • 2018.3
  • 日本薬学会138年会
  • 昇温および降温過程におけるヒト角層細胞間脂質モデルの物性評価 (藤井美佳)
  • 2017.10
  • 24th Conference of the International Federation of Societies of Cosmetic Chemists (IFSCC)
  • NOVEL AMINO ACID-BASED SURFACTANT AS EMULSIFIER OF SILICONE, PROMISING ALTERNATIVE TO QUATERNARY AMMONIUM CATIONIC SURFACTANT; USEFULNESS OF THE SILICONE EMULSION FOR HAIR (Mika Fujii)
  • 2017.8
  • 5th International Conference on Pharmaceuticals, Nutraceuticals and Cosmetic Science (IPNaCS 2017)
  • Evaluation of intercellular lipid model of the stratum corneum by Raman spectroscopy(ポスター賞受賞) (Mika Fujii)
  • 2017.7
  • International Journal of Cosmetic Science
  • Novel amino acid-based surfactant for silicone emulsification and its application in hair care products: a promising alternative to quaternary ammonium cationic surfactants. International Journal of Cosmetic Science, 39 (5) 556-563 (2017). (Mika Fujii et al.)
  • 2017.5
  • CITE JAPAN 2017
  • 高機能エマルションを配合したアミノ酸系SAAによるコンディショナーの開発 (藤井美佳)
  • 2017.5
  • 日本薬剤学会第32年会
  • ラマン分光法による角層細胞間脂質の有用性評価 (藤井美佳)
  • 2017.4
  • Journal of Surfactants and Detergents
  • Preparation and Physicochemical Properties of Lauroyl-Glutamyl-Lysil-Lauroyl-Glutamate Vesicles. Journal of Surfactants and Detergents, 20 (4) 843-849 (2017). (Mika Fujii, Toshio Fukuda et al.,)
  • 2017.3
  • 日本薬学会第137年会
  • ビタミンB6誘導体の皮内浸透性に関する研究 (藤井美佳)
  • 2016.11
  • 第79回SCCJ研究討論会
  • 両性アシルアミノ酸‐シリコーンナノエマルションの毛髪に対する吸着挙動 (藤井美佳,小松亜衣,福田敏夫)
  • 2016.10
  • 香粧品科学研究開発専門誌 フレグランスジャーナル
  • コスメティックデリバリーシステムキャリアを用いた三相乳化化粧料の開発 (藤井美佳)
  • 2016. 9
  • 特許第6003000号
  • 化粧料および化粧料の製造方法 (小松亜衣,福田敏夫)